怒りは、エネルギーである

この間の日曜日、家族で「OVER DRIVE」を観にいって来た。ちょうどカンヌ映画祭で賞を取ったという「万引き家族」をやっていたが、映画を観たら子供が万引きしてしまったでは、洒落にならないので止めておいた。「OVER DRIVE」は、メカニックの兄とドライバーの弟のラリーでの葛藤を描いた映画だが、映像的にきれいで迫力もあり、なかなかいい映画だった。

弟役の体つきは空手でもやっていたのかなと思って観ていたが、後で聞いたら真剣佑と言って千葉真一の息子と知って納得した。ちょうど先週、ちょっとした問題があって、怒りが胸の辺りに溜まっていたのだが、映画を観た後にはかなりすっきりとして解消していた。映画の登場人物が本気で怒りを爆発し合うことで、観ている観客の怒りも浄化されて消えていくのだろう。映画館は、心の浄化装置なのだ。

今回、自分の怒りを見つめていて、怒りというのは、エネルギーだということをつくづく感じた。ちょうど心臓の辺りに怒りのエネルギーが充満してなかなか収まりが付かなかった。考えてみれば、この怒りのエネルギーこそがすべての災いの元なのかもしれない。それは、破壊のエネルギーで、外に向かえば、人を殺したり戦争を引き起こし、うちに向かえば、心と身体を痛め、うつなどの精神的な病気や心臓病などの肉体的な病気も引き起こす。今回、そう気づいたので、前腕の内側の心臓に関係したつぼに針を打って、そちらに怒りのエネルギーを誘導してみた。すでにある程度収まった後だったが、それなりに効いたような気がする。怒りのエネルギーを生命エネルギーである気として捉えれば、針での治療の対象になるのかもしれない。

いずれにしても、いかに怒りのエネルギーを解消するかということが、個人にとって社会にとっても大切なことと言えるだろう。

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