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大切な家族への指圧法の解説②

大切な家族に対する指圧法をより具体的に解説してみました。指圧する時は、その体勢が非常に重要なので、施術者の姿勢が映るようにしてみました。普段着で指圧したので、色が濃くていまいちはっきりしない所もあります。次回撮影する時は、できるだけ白い物を着て施術してみたいと思います。コントラストがあった方が、腕の動かし方もよくわかると思うので。

ただ、皆さんが家族を指圧なさる時は、普段着なので、そうした時の参考になったのではないかと思います。太極拳を練習した時も、あまり道着に着替えると言うことはありませんでした。武術を使う時は、普段着で使う訳ですから、その方が理にかなっているのかなと思ってました。同じように家族に指圧をする時は、改まって行うものではなく、日常生活の延長線上で行う訳ですから、普段着の方がいいのかもしれません。

気功指圧の要点は、押すのではなく、うまく体重を乗せてゆき、相手の筋肉が緊張することのない、自然な圧をくわてゆくことにあります。そうすることで天地の気が自然に相手に流れ込んでゆきます。あくまでも相手の中心線にある中脈を開き、そこから気がわき上がるようにして、自然治癒力が働くように導きます。

 

健康と長寿の秘訣は毎晩の気功指圧

先週の土曜日の午後5時からBS朝日の「からだ若返りTV」でうちのお袋さんが放映されました。今日の5時までTVerで見られます。その時に指圧のシーンも撮影していったのですが、実際の放送では完全にカットされていました。テレビ局の方針が、西洋医学偏重でカットされたのかどうかわかりませんが、毎晩の指圧が彼女の健康と長寿に貢献していることは確かな事だと思います。機械でも動物、人でも、それを動かしているのは、エネルギーである電気や気ですから、その一番根本の所を無視してはなりたたないはずです。

そこでさっそく自分で「大切な家族を指圧する方法」を動画にしてアップしました。これを見れば、母親や父親など大切な家族を指圧するだいたい手順が分かると思います。ポイントは、指先に力を入れるのでは無く、手の平で包み込むように腕や身体を押さえてゆくということです。指先に力を入れてもまれると、ただ痛いだけですが、こうして手の平全体で押さえると柔らかな気持ちの良い圧がかかります。そして、手の平の中心から気が相手に流れ込んでゆきます。

命とは、水のように絶え間なく流れる生命エネルギーである気の流れです。それを肉体と錯覚して、そこへ執着してゆくのは、ただただ苦しみが増すばかりです。なぜなら、物質である肉体は、いつ消えて亡くなってしまうかわかないものだからです。この間の地震のように突然訪れるかもしれないし、100年以上生きた最後に訪れるかもしれません。いずれにしても波のように変化し、やがては消えてしまうものをすべてと思い込んで、その示す数値に一喜一憂するのは、間違っていると思います。むしろ、肉体を超えた死んでも死なない命を求めて生きるのが得策ではないでしょうか。

キジバトの子育てからいろいろなことを学ぶ

うちの玄関の真ん前の木で、今年もキジバトが子育てを始めました。今年で3年目になりますが、その巣が手を伸ばせば届きそうな高さにあるためか、いつも巣立ちの前にカラスか猫に襲われてしまい、まだ一羽も巣立ったことがありません。しかし、キジバトの親は、まるで何事もなかったかのように次の年の春になるとまた同じ場所で子育てを始めるのです。今年も雛がまた襲われて、巣立てないかもしれないなどということはまるで考えていないかのように。

人間だったら、子供を失ったら、とてもではないですが、また、同じ場所で同じように子育てをするということはできないのではないでしょうか。心が張り裂けるように苦しくて、回復するまでにはかなりの時間がかかるのではないかと思います。また、思考力がありますから、外的に襲われないような違う場所を選んで子育てするでしょう。場合によっては、相手も変えているかもしれません。

毎年のことですが、いつもキジバトのたくましさには驚かされます。今年も川で遊んでいた女の子が、三人も亡くなるという痛ましい事故がありました。考えてみれば、自分自身でさえいつどうなるかはわかりません。般若心経は、深い瞑想状態に入った時に、一切が空で実態がないということを悟って、すべての苦しみや災厄から解放されたと言っています。普段から、こうしたものを唱えて、いつどうなっても大丈夫な自分自身を作っておくことが大切なのではないでしょうか。

般若心経を大空に向って唱える動画

毎日たくさんの人たちが、事件事故、病気や災害、戦争で亡くなっています。中にはアルバイト感覚で押し入った強盗に殺されるという痛ましい事件も発生しています。ここまでくると世も末だなと思います。こんな世の中にもかかわらず、今の政府は何を子供たちに教えるのかと思ったら、投資の方法を教えるのだそうです。そんなことで本当に子供たちの心が救われて世の中がよくなると思っているのでしょうか。

般若心経を唱えると傷ついた心が癒やされて、生きる元気がしだいに湧いてきます。それはなぜなのかといえば、そこには生きるということの不変の真理が語れているからでしょう。般若心経は、この世は、倒錯した夢の世界だと言います。それは、なぜかと言えば、「無いものを有ると錯覚している」からです。そして、なぜ苦しみが生じるかというと「さらにその無いものに執着している」からです。「無いものを有ると錯覚しそこに執着することであらゆる苦しみ災厄が生じる」。たとえば、今回のウクライナの戦争を考えてみると、プーチンという独裁者の頭の中にあるソ連の栄光という古い概念が、ウクライナは自分ものだと思いこみ執着することで、戦争を起こし、すでに両国合せて30万以上の人たちが死傷しています。だから、プーチンがそんな物は無いと言うことに気づき、執着を捨てることさえできれば、ただちにこの戦争という悲劇も終わります。

では、なにが倒錯しているのかというと、一般的には、人は肉体がすべてだと思い、固定観念、既成概念に囚われ、食欲、性欲などの衝動に突き動かされて生きているからです。しかし、般若心経を唱えたり瞑想を深めて、そのエゴや欲望を消していった時に、その実態が、実は、周りの「空間」にあるということに気づていきます。つまりは、主は「空」にあり、肉体や想念は、その空間の上に映し出された映画のような虚像にしかすぎないのです。

人は、家族や恋人、友人の死や喪失にひどいショックを受けて、心が壊れて、抑鬱状態に陥りますが、よく考えて見れば、自分自身でさえもいつ肉体を離れこの世からいなくなってしまうのかもわかりません。だからこそ普段から般若心経を唱える事で、この世が倒錯した夢の世界でしかないということを体感として悟ってゆき、執着から離れて、自由な解放された空間と一体化してゆくことが大切なのだと思うのです。

普段の生活では、目の前のことに気をとられて、本当の自分自身を見失い、狭い意識の枠に囚われがちです。だからこそ、こうして時には、見晴らしの良いところで般若心経を唱えて、本来の自分自身に帰ってみるのもいいのではないでしょうか。

 

最高の紅葉に出会うには

今年の紅葉もだんだんと里に下りてきました。身近にある紅葉スポットなら、その樹がいつどのように紅葉するのかを把握することができます。自分にもお気に入りの紅葉スポットが地元にいくつかあり、その時期になると動画や写真を撮りに行きます。世間一般では、京都とか有名な所に人が集まるようですが、「幸せの青い鳥」ではありませんが、紅葉も身近な所にこそ、素晴らしい場所が隠されています。

精神世界の探求においても、とかく人は、インドとかヒマラヤとか四国の巡礼とか遠くに出かけることで、何かを得られると錯覚していますが、実は、今こここの場所、自分の中にこそ本当の答えがあるということになかなか気がつきません。自宅で瞑想するよりも世界中を旅する方が、かえって簡単なのかもしれません。今ここに座って深く内面を旅することは、意外と難しいのかもしれません。

さて紅葉の話にもどりますが、なんと行っても一番重要なのは、日の光の当たり具合でしょうか。同じ紅葉でも、太陽がでているのか、曇っているのかで、その美しさはぜんぜん違ってきます。後は、紅葉の進み具合でしょうか。紅葉し始めた時か、すでに散り始めた時期かによっても違います。また、水分の影響もあります。朝露に濡れた落ち葉のグラデーションは、かなり美しいものになります。今年は、雨が少なく乾燥した日が多いので、いまいちその美しさが見られません。今朝は、多少雨が降って濡れていたので、もうかなり散っているかもしれませんが、時間があれば、山の中腹の公園に行ってみようかと思っています。毎年のことですが、最高の紅葉の美しさに出会うには、観察と経験そして幸運が必要なようです。

 

 

 

明日があるとは限らない(どんなに若かったとしても)

飼っているインコを不慮の事故により突然失いました。まだ生まれて一歳になるかならないかというところでした。鳥の場合は、こうした突然の別れというのは、よくあることなので、それなりに覚悟はできていました。それにしても、残念で時間が巻き戻せたらと思います。しかし、夢や映画の中では、可能であってもこの現実という世界では、それはできません。

最近のニュースを見ても、隣の国で大勢の若者が雑踏の中の圧死でなくなったり、(その中に日本人の女性が二人含まれていました)幼い子供がマンションから転落して亡くなったりと人においても突然の別れがいつおきてもおかしくありません。残された遺族の方の悲しみは、いかばかりのものか、また、その喪失感から立ち直ることができるのだろうかと心配になります。

自分は、そのために日頃から般若心経を唱えて心の備えをしていますが、そうした準備なしに、突然このようなショックを受けたら、いったいどうやってその悲しみから、立ち直ることができるのでしょうか。

般若心経では、この世は、倒錯した夢の世界だと言います。つまりは、夜、目を閉じて寝ながら見る夢と、昼間、目を開けて起きた状態で見る夢と二つの夢の間を行き来しているということで、しかも、この世の夢は倒錯していると言います。倒錯とは、逆立ち逆転しているということで、普段、自分だと思っているものが、実は本当の自分ではないという意味でもあるでしょう。たとえて言えば、映画のスクリーン上には、様々のドラマが展開しますが、映画が終わってライトがつけば、そこには真っ白なスクリーンだけが残るだけです。つまりそこに展開していたドラマはすべて幻で、実在していたのはスクリーンだけということになります。

同じように普段私たちは、この小さな肉体と私という意識(我)が、自分だと錯覚していますが、実際は、その周りに広がる空間こそが本来の自分であるということだと思います。そのことを「空」と言ったり「遍在、臨在」と言っています。そして、般若心経を何回も何回も繰り返し唱える事で、そのことを実感としてわかって行くにしたがい、この世のこうした苦しみ悲しみから解放されてゆきます。

そのために自分は、毎日、足を組んで座って唱えたり、床に入って横になって寝るまで般若心経を唱えたり、といつも般若心経を唱えるように心がけています。こうすることで何があっても大丈夫にだんだんなってゆきます。正しい死生観をもち日頃からそれを実感する方法を実践するということが、人生で一番大切なことではないでしょうか。そうすれば、こうした突然の別れと言う悲しく辛い出来事が起きた時になんとか乗り切り、再び明日に向って生きることができるのではないかと思います。

「青い海」の気功の動画を一つにまとめてみました

久しぶりの更新となりました。youtubuにアップしていた6つの動画を一つにまとめてみました。これで通して練功しやすくなったと思います。ただ、そのままつないだだけなので、余分なものも入ってしまいました。しかしなながら、これで続けて動きやすくなったと思います。興味のある方は、これを見ながら練習してみてください。「青い海」の気功のEBOOkに書いた冒頭の言葉を引用しておきます。

以下引用

「青い海」は、どこにあるのでしょうか。それは、私たちの遠い記憶の彼方にあり、そしてまた脊椎の中にもあります。私たちの脳と脊髄は、母の胎内で揺れている胎児のように、今でも脊髄液という海の中に浮かんで夢見ています。 「青い海」の気功とは、脊椎を中心に動かしながら、しだいに命の故郷である「青い海」に帰って行く気功です。ゆったりとした音楽を聴きながら、私たちの意識は海に溶けてゆき、その温かな慈愛に満ちたエネルギーを感じ癒やされて、今まで固執していた「私」という想いも溶けて消えて海そのものと一体化してゆきます。「青い海」は、いつしか「光の海」へと変化してゆき、私たちの中心が開かれ、そこから流れ出る光と一体化して、すべてが光そのものとなってゆきます。そこにはただ光があるだけです。

「青い海」の気功の型は、その形を忘れるための形です。だから、簡単ですぐに誰にでも覚えられるものです。忘れるのは、日常的な雑事であり、対立的な人間関係であり、そして、「私」という想いそのものです。波の音、クジラの鳴き声の入った音楽を聴きながら、単純な動作を繰り返していると、そうした様々な思い込みの世界から解放されて、自由に楽に楽になってゆきます。現代のようにますますいろいろなことが複雑化して、スピードや効率ばかりが求められて、せわしなくなってきている時代には、こうしたゆったりとした時間と空間が必要なのではないでしょうか。「青い海」の気功をすることによって、どこか遠いリゾートに何時間もかけてゆかなくても、今すぐここで自分の内面に広がる深淵なる大海に帰ることができるのです。

以上

こうした内容の気功ですので、興味のある方は、ぜひ実践してみてください。

般若心経を読誦を再開したら探し物が向こうからやってきた

しばらくyoutubuに動画をアップすることに集中していたので、久しぶりのブログの更新となりました。この一年は、動画の撮影、編集に集中していました。ある意味、それは意識の大海の海面に焦点を合わせるような行為で、波に影響された一年だったと言えるかもしれません。膝を痛めたり、肩を痛めたりと割と不調が続いたのもあり、般若心経を唱えることができませんでした。自分で鍼を打って毎日治療したおかげで、膝の痛みがだいぶ治ってきたので、また、般若心経を唱え始めました。唱え初めは、一、二回唱えると首や後頭部の気がつまって痛くなり、あまり唱えることができませんでした。しかし、ここに来てだんだん唱えられるようになってきました。

そうしたら、さっそくご褒美がありました。往診の帰りいつものように防災ダムに寄った所、カラスが鷹を追っている所に出くわしました。しかも、逃げる途中、木の枝に止まってくれたので、撮影することができました。ハイタカかと思って、知り合いに聞いた所、オオタカの幼鳥ではないかと言われました。遠くの山に行ってもなかなかお目にかかることが出来ない鷹に、こんな身近な所で出会えるのは、やはり般若心経を唱える事を再開し、意識の中心と繋がることができたからではないかと思います。

人間、どうしても目の前の現実、数字の変化に囚われてしまいがちですが、本当に大切なのは、深い意識と繋がることなのだと改めて反省しました。表面的な現象に囚われても良い結果は得られません。やはり、瞑想や般若心経によって意識の中心と繋がることが大切なようです。

梅雨と頭痛

久しぶりの更新となります。今年は、五月の半ば頃に雨が続き、3か月も梅雨が続くのではないかと暗い気持ちになったが、幸いにもその後は、晴れが続き頭痛も収まっている。しかし、もうすぐ本格的な雨の季節が到来すれば、再び、頭痛に悩まされる日々が来るだろう。頭痛の原因は、やはりなんと言っても「冷え」だろう。湿気が多く、高温になり汗をかくようになると毛穴が開き、そこから「冷え」が体に入ってきてしまう。

すると下腹部に冷えが溜まり、冷えは「ガス」を発生させて、それが上昇する。上昇したガスは、下から異と心臓を突き上げ、背中や肩、首が張り、最後は脳を圧迫するので、頭痛が起る。除湿機や冷房で何とか室内の湿気を取ろうとしても、なかなかうまく行かない。特に寝ている時は、意識がないので、寝汗をかき、冷えが体内に入り込みやすい。だから、十分、睡眠をとったはずなのに朝起きると頭が痛いということがよくある。

そうなってしまったら、まず頭痛のする頭の部分に鍼をうち、次いで、腹部を右上腹部(右季肋部)から順に反時計回りで打っていくと良い。腹部を三周するぐらいになると胃腸が動きだし、ゲップなどになってガスが体の外にでてゆく。ひどい冷えの場合は、吐いたり、下したりということが起るが、それも体から排毒するための浄化作用だ。ほとんどの人は、残念ながら鍼を使うことができないと思うが、そうした場合は、鍼治療を受けるかご効果は劣るがご自分で指先で押してもらえばと思います。

健康と長寿の秘訣3

お袋さんのために作ったゲームの動画の再生回数が伸びて、112万回を超えました。毎日、一万回ぐらい増えているので、最終的には3百万回は超えるのかもしれません。今回は、この動画を見て、コメントやいいねをしてくれた人たちにお礼の意味を込めて動画を作りました。子供二人が近くにいて、毎晩家族と食事ができるだけでも幸せなのかなと思います。

たまに一人で暮らしている人の姿を見かけますが、なぜかかわいそうだなと思ってしまいます。こういsて、子供たちが近くにいるのも、子供好きでいつもあそんでやっていたからだと思います。家族が、いっしょにいることが自然なのででしょう。毎晩、お袋さんに指圧していますが、それも自然なことなのです。明るく、元気で楽しく生きること。それが、いつまでも、健康で長生きすることの秘訣なのかもしれません。

最後にビールをジョッキで飲んでますが、家族でこんな風にビールを飲むのはお袋だけです。週に一回は、実の兄と隣町までステーキも食べに行っているし、二人合わせれば、200才近いというのにたいしたものです。大らかに明るく生きることを心がけ、あまり細かいことは気しないのが一番です。