人にも鳥にも迷う時あり

人にも鳥にも迷う時がある。考えてみれば、自分も大学生の頃、留年して転形劇場の研究生をやるかどうかで悩んだような気がする。それをしたら、いわゆる就職をして普通の人生を歩むということからは外れる。以来人生外れっぱなしだが、自由に生きてきたので後悔はない。外れるということは、常識や既成概念を打ち破るというこで、本当の意味でも精神的自由を獲得するということだ。

もちろん、飛び立つ前には、恐れもあり勇気が必要だが、飛びたってしまえば、自由な大空が待ち構えている。ヨガ、太極拳、気功、禅と精神的に深まる道を歩んできたが、なんだか今の世中とは、ずれてしまって生きにくい。それでもこうして、なんとか生きて行けるのは、今までの修行を通じて元の世界とつながっているからなのかもしれない。

今回の動画のように鳥でも行こうか行くまいか逡巡するのだから、ましてや翼のない人間が、決断するのに迷うのは致し方ないことだと思う。清水の舞台から飛び降りるつもりでとか昔からいろいろ言われて来たが、飛び出したならば、結果がどうであれ、すでに意識は、大空に飛びだったのだから、よしとしていいのではないだろうか。一番いけないのは、常識や過去にとらわれていつもマイナスの話ばかりすることだ。そんな話ばかりしているとしだいに誰からも相手にされなくなってしまう。いつも前向きに明るく生きることが、人も周りも暖かくほっとさせてくれるのではないだろう。

 

 

 

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