アンマの話で一番好きなskyeagleとchikineagleの話

インドのハグする女性聖者アンマの話で、一番すきなのが、このskyeagleとchikineagleの話です。前からどこにあったのか探していて、やっと昨日、「目覚めよ子供たち7」にあるのを見付けました。面白いためになる話なので、以下に引用してみます。

以下引用

それと同じように、アンマと一緒にいるところでは、アンマが見る、アンマが触る、アンマが話す、アンマが何かをする、そのすべてを通して、私たちは不滅の甘露を味わうのだ。それを味わうことで、そこに私たちの本来の姿であるアートマンがあることを、察知するのだ。そして、今のいままで喜びとして味わってきたものは、この酔いしれる至福の喜びに較べれば、まったく他愛ないものであったことに気がつく。自分たちはただの身体、有限でちっぽけな自己ではなく、全能で無限なアートマン(真我)つまり神であるという知識に、初めて巡り会うのだ。アンマが言うように、「私たちは、弱い子羊ではなく、王者のライオンだということを覚るためにやって来たのだ」。アンマはこのことを分かり易く話している。

「あるときニワトリがヒナをかえそうと、卵を抱いて座っていると、その中にどうしたことかワシの卵が一つ混じっていた。ニワトリはそのことを思い悩みながらも卵を温めていた。しばらくするとすべての卵からヒナがかえった。ワシの子はひよこた達と一緒に育った。ひよこ達と同じように、足で土を掻いたりして虫けら探していた。ワシの子は、本当の自分に気づかず、自分が王者のワシであることをまったく知らなかった。何ヶ月も月日が経って、ひよこは皆立派なニワトリになり、ワシの子も立派なワシになった。しかし、それでもまだワシは、ニワトリ達と生活していて、自分は仲間であると思い込んでいた。深い錯覚にとらわれていて、自分は農家の庭先のニワトリと同じだと思っていたのだ。

ある日たまたま、空高く舞っていた別のワシが、このニワトリ・ワシが土を掘って蒸しをついばんでいるのを見かけた。空を飛んでいたこの母ワシは、我が目を疑った。そして、このニワトリ・ワシの目を覚まさせて錯覚から救い出そうと心に決め、その機会をうかがっていた。ある日、ニワトリ・ワシが一人きりでいたので、母ワシは空から舞い降りてきてそばまで近寄った。ニワトリ・ワシは、空から降りてきたワシを見るなりとても怖がって、ニワトリのようにコケコッコーと大きな鳴き声を上げた。すぐさま仲間のニワトリがみんな飛び出してきて、ニワトリ・ワシを守ろうとして駆け寄ってきた。結局、空の母ワシは、この日はその使命を果たせずに、飛び去らざるを得なかった。しかし、それから間もないある日のこと、ニワトリ・ワシが、仲間から離れて一人でいたので、母ワシはもう一度近づくチャンスができた。今度はゆっくりと慎重にニワトリ・ワシに近づき、少し離れた所から、自分は味方だから恐がらないでいい、とても大切なことを話したいのだ、と伝えることができた。そして、ニワトリワシに、あなたはただの農家のニワトリではなくい自分と同じように、空高く舞い上がることができる王者のワシなのだと、説明した、母ワシはこう言ったのっだ。

「あなたは地上にいるべきではないのよ。広く果てしない大空が、あなたの本当のすみかなのよ。私についていらっしゃい、空高くとぶ喜びを、味わってごらんなさい。あなたにもできるのよ。私とまったく同じで。同じ力を持っているのだから。さあ、試してみなさい!}

こういして母ワシは、ニワトリ・ワシを説得しようとした。はじめのうちニワトリ・ワシは、まったく信じようとしなかった。これは何かの悪だくみかもしれないとすら思っていた。でも、母ワシの決意は固く、あきらめなかった。忍耐強く、徐々にニワトリ・ワシの信頼を深めるようになった。そしてニワトリ・ワシに、近くの湖までついて来るように頼んだ。ニワトリ・ワシは母ワシを信用し始めていたので、信頼して湖までついて行った。ともに水辺に立つと母ワシはこう言った。

「ほら、水面を見てごらん、水に映った自分の姿を覗いて、私たちがそっくりなことをみてごらんよ。」

ニワトリ・ワシは、鏡のように澄んだ水面を覗き込んだ。何度も何度も見直してみたが、自分の目が信じられなかった。自分自身を何かに移して本乙の姿を見たのは、生まれて初めてのことだった。そして今、自分が実はニワトリとは似ても似つかぬ姿で、母ワシとそっくりであることを知ったのだ。この体験の後、ニワトリ・ワシは母ワシに、不赤い信頼を寄せるようになった。自分に大きな地震がつき、母ワシが支持することすべてに無条件に従うようになった。はじめのうちはニワタリ・ワシは、地面からとびたつことが難しかったけれども、間もなく庭のワシが一緒に空を舞いながら、堂々と優美に天に舞い上がっていくのが、見られるようになった。

アンマは言う。

「ほとんどの人が、ニワトリ・ワシのように本当のすみかを知らずに、無知の中で人生が過ぎてゆくのよ」アンマは、思い出させようとして言う。

「子供達、あなたたちは、全能の真我なのよ。全宇宙が、あなたちのものなのよ。あなたたちは宇宙の支配者で、いや、それどころかあなた達は、宇宙そのものなのよ。自分を非力で限られた存在だと思わないで!」

以上引用終わり

この話は、自分達が本当は何者なのかということを分かり易く説いてくれている。この辺では、ほとんど鷲を見ることができないので、skyhawkと鷹に置き換えても問題ないだろう。大空を舞う鷹の雄姿は、素晴らしくあこがれを抱かずにはいられない。恐れを取り除き、大空に羽ばたくことができれば、心と身体が解放されて、最高の意識の状態に帰ることができるだろう。

 

 

 

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