堪え忍ぶ 今こそ開け 冬桜

世の中、再びコロナが感染拡大して、厳しい状況が続いています。しかし、どんなに外界が厳しくとも、冬桜のように花を咲かせる力が、私たちの内面には備わっています。今こそ普段は、外にばかり向いていた意識を内に向けて、身体の中にある気力を充実させるには、絶好の機会ではないでしょうか。

群馬の鬼石にある桜山公園に行って、先日、冬桜を撮って来ました。その映像に載せて、優しく般若心経を唱えてみました。今回は、身体全体に響かせて唱えてみました。鐘のように身体全体に振動を響かせると身体の内側から熱くなり、元気に満たされてきます。夏は、汗がでてとてもまともに唱えることができないほどです。冬の寒い今だからこそ気持ちよく唱えることが出来ます。

同じようにこうした困難な状況こそ、修行も進むのかもしれませんね。普段は、外ばかり見て上滑り気味だった人生をもう一度根本から見直すにはいい機会なのでしょう。そう思えば、この困難も、この冬の寒さもかえって、すがすがしく気持ちがいいと感じられてきます。毎日、報道されるコロナの情報に振り回されるのではなく、しかっかりと足下を見て進んでいきたいものです。

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