梅雨と頭痛
久しぶりの更新となります。今年は、五月の半ば頃に雨が続き、3か月も梅雨が続くのではないかと暗い気持ちになったが、幸いにもその後は、晴れが続き頭痛も収まっている。しかし、もうすぐ本格的な雨の季節が到来すれば、再び、頭痛に悩まされる日々が来るだろう。頭痛の原因は、やはりなんと言っても「冷え」だろう。湿気が多く、高温になり汗をかくようになると毛穴が開き、そこから「冷え」が体に入ってきてしまう。
すると下腹部に冷えが溜まり、冷えは「ガス」を発生させて、それが上昇する。上昇したガスは、下から異と心臓を突き上げ、背中や肩、首が張り、最後は脳を圧迫するので、頭痛が起る。除湿機や冷房で何とか室内の湿気を取ろうとしても、なかなかうまく行かない。特に寝ている時は、意識がないので、寝汗をかき、冷えが体内に入り込みやすい。だから、十分、睡眠をとったはずなのに朝起きると頭が痛いということがよくある。
そうなってしまったら、まず頭痛のする頭の部分に鍼をうち、次いで、腹部を右上腹部(右季肋部)から順に反時計回りで打っていくと良い。腹部を三周するぐらいになると胃腸が動きだし、ゲップなどになってガスが体の外にでてゆく。ひどい冷えの場合は、吐いたり、下したりということが起るが、それも体から排毒するための浄化作用だ。ほとんどの人は、残念ながら鍼を使うことができないと思うが、そうした場合は、鍼治療を受けるかご効果は劣るがご自分で指先で押してもらえばと思います。