般若心経15500回を経過
般若心経を15500回を経過した。声を出しながら、自分の内側を観察している。そして、脳の中心、間脳の辺りの気の変化を見ている。唱えていると毎回、違う感覚があるので、それを楽しんでいる。それは、ちょうど気功指圧をしていも患者さんに毎回違う感覚が現れるのとよく似ている。
最近は、特に残酷な事件事故のニュースが毎日のように報道される。そうしたことに巻き込まれて、身内を亡くした人たちが、いったいどうやって精神的に立ち直ってゆくのかが気がかりだ。なぜ、これほどまでに悲惨な出来事が続くのか訳がわからないが、今の世の中が効率や利益ばかり追って、一番大切な人間性をないがしろにしているからかもしれない。
脳の使い方も、脳の中心を開発するのではなく、その周辺部の大脳皮質ばかりを乱用して、必要以上に急激に技術を高めているので、心のバランスも社会のバランスも崩れ去ろうとしている。人間にとって、一番大切なのは、精神的にも物質的にも今ある状態で満たされて、心に平安と喜びがあることではないだろうか。
テクノロジーというものは、人間を幸せにするためにあるので、そのために逆に人間の仕事が奪われて、失業者が増えたり、社会が不安定になって、毎日、悲惨なニュースばかりになってしまったら、本末転倒ではないだろうか。
いずれにしてもこの残酷な現実をうまく乗り切っていくには、毎日、自分の心の中心に帰って、心の平安を取り戻すことが大切だ。そして、そのために般若心経を唱えることは、とても役に立つ。写経をしている方も多いとは思うが、実際に声にだして唱えて、その振動を体中に広げると細胞一つ一つが活性化して元気がでてくると感じる。
ぜひ、皆さんも気楽に始めてみてはいかがでしょうか。