一人の百万回よりも百万人の一回
この動画は、なぜか人気があってすでに再生回数が、２２００回に達している。今回。初めてコメントを投稿してくれた中学生がいた。その子は、「覚えてたくさん唱えたいと思います。」と書いてくれた。まだ中学生という若者が、このように投稿してくれて、とてもうれしかった。若い人の方が、先入観がないので、素直に受け入れてくれたのかもしれない。どうも年配の人の中には、葬式で聞くものなので、死を連想していまい、できれば遠ざけたい避けたいと思う人もいるようだ。しかし、実際の所、般若心経は、人生の真実を端的に教えてくれる透明感のある素晴らしいお経なのだ。それは、死に近づくのではなく、死を透徹して、永遠の生命にいたる無限の教えなのだと思う。
一人で百万回を唱えようと思うえば、何十年かかるかわからないが、百万人が一回唱えれば、百万回でほんの数分で達成してしまう。AIだのロボットだの核戦争だのとターミネーターではないが、今回のコロナ騒ぎもそうだが、世界はますます混迷を深めている。だからこそ、遠離一切顛倒夢想を説く般若心経を日々唱えて、この混迷の時代から覚めている意識を持つことが大切だと思う。だからこそ、中学生が般若心経を覚えてたくさん唱えたいと言ってくれたことがうれしかった。
一人で百万回唱えて悟ったとしても、今までと同じで、決して世界を改善することはできないが、この真理を大勢の人が悟って目覚めることができれば、愚かな戦争も悲惨な未来も変えることができるだろう。そして、死に対する畏れがなくなれば、生に対する執着が消えて、正しい医療の元、与えられた命を与えられた分だけ生きばいいという、正しい活気のある人口構成の社会に戻ることができるだろう。
