観自音菩薩、般若心経1万5千回経過。
般若心経を唱える時には、対象物ではなく、空間を意識することが大切。そのために般若心経の言葉を声に出し、空間に広がる音の波動を観るように心がけている。そのようにして唱えて1万5千回、最近、仏が内から姿を現すように感じることがある。瞑想していろいろなものが抜け落ちて脱落し、悟るのではなく、仏というエネルギー体が内から現れるという感覚だ。
自分にとっては、それが正解なのだと思う。絶えずいろいろな現象が起きて、押し寄せる現実の中にあっては、のんびり座っていることはできない。むしろ、積極的に般若心経を唱えることで、真の姿が自ずと面に現れてくる、その方が現実的だと思う。最近は、気功体操をするよりも般若心経を唱えることが気功になっている。いわば読経気功だ。
そして、回数を重ねるごとにいろいろな内的な体験が深まってゆく。世の中には、一箇所に留まらずいろいろなものに飛びつく人が多いが、こうして一つのことを単純に何回も何回も繰り返すことが本当の力になる。もし、地球の中心に到達したいと思うならば、同じ場所を繰り返し繰り返し掘り続けるしかないのだから。