気功指圧は、患者さんを温かなエネルギーで包み込む

先日、気功指圧を教えている時に、両手で温かく患者さんを包み込むイメージが湧いた。遠赤外線のストーブに囲まれているように温かなエネルギーで患者さんの身体の芯まで温め溶かして、新たな生命エネルギーが湧き上がってくるのが気功指圧だ。その時は、施術しているこちらもエネルギーでいっぱいになって、身体中から汗が吹き出るようだった。

よく気功を習う時に両手を向かい合わせてその中に気のボールを作ることがあると思う。(そうそうドラゴンボールという漫画の元気玉を出す時のように)そのポーズが基本で、その中に患者さんの身体を挟むように、相手の身体の状態に沿って流れるように両手の形を変えて施術してゆくのが気功指圧だ。

すべての動作は、一連の気の流れの中にあり、小川のせせらぎがやがて大海にそそぐように命の大海へと患者さんの命を導いてゆく。終わった時には、焼きたての焼き芋のようにホクホクとして気持ちがいい。そして、目が明るくなってパーと視界が開けてくる。中には岩のように硬い身体もあるが、回数を重ねるごとにしだいしだいにほぐされてゆく。気の感受性は、人様々だが、中には「今、左足に熱湯が流れました。」とその感覚を表現する人もいる。

普段、我々は物質としての身体のみを意識して生きているが、本当の所は、神経の中を電気信号が流れ、電気が流れれば磁場ができるように電磁場としての身体もちゃんとある。失業や戦争、テロ、AIによる支配と管理など絶望と混乱に落ちいろうとしている人類に、生命エネルギーの流れとして自分を意識して生きることで、新しい未来がやってくる可能性が見えてくるのではないだろうか。

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