般若心気功

般若心経を読んでいると身体の中心から気が湧き上がる。そして、身体中が元気で満ち溢れる。これは、最もシンプルで強力な気功だなと思う。誰でも習うことなく、すぐに実践できると言うことが、非常に大切なことだと思う。太極拳は、型を覚えるだけで3年ぐらいかかるが、それでは時間がかかりすぎる。また、若い頃は、千葉の館山の先生の所とか東京とか、果ては中国までと随分遠くまで太極拳を習いに行ったものだが、それでは遠すぎるし、働いているとなかなかそんな時間を取ることもできな人が多いのではないかと思う。

その点、般若心経は、ただ座って声をだして唱えるだけなので、誰にでもできるし、お金もかからないので、時間と労力の節約になる。一日、10分か20分、集中して唱えるだけでいい。唱え方も、最初は動画などを見て覚えても、最終的には、自分にあった方法で自分なりに唱えればいいのだと思う。要するに、この世の一切が「空」だということを実感として体感してゆくことに意義がある。

話しは違うが、この間、たまたま本屋で見た本にこんなことが書いてあった。

以下引用

あなたは、すでに覚醒している ただ それを知らないだけだ。

あなたは体ではないし、過去に体だったこともないし、この先も体であり続けることもない。

体はあなたのアイデンティティではない。それは長い夢だ。覚醒とは「夢から覚める」ということだ。

耳を傾け、塾考しなさい!あなたではないものを知りなさい!私が指差しているのはあなたの元々の場所、存在する前のあなたの状態だ。私は前について話している。スピリットが体にはまる前あなたの自発的な臨在が幻想の層で覆われる前について話している。

中略

あなたは生まれてない!何も起こらなかった。何も起こっていないし、何もこれからも起こらない。あなたの質問はすべて体に基づいたものだ。

あなたの誕生も死もない、あなたの臨在はあなたが存在する前からそこにあった。それはあなたが消滅した後もそこにあるだろう。それは体の所有者として今ここにある。

以下略

内容的に般若心経の中に語られていることが分かり易く解説してあるような本だった。そこで今日思わず買ってしまった。本の題名は、「自己なき自己」といい、ラマカント・マハラジという人が書いている。最近は、インド人の聖者の本はあまり買わなくなったが、なぜかこの本は買ってしまった。

「自己なき自己」と言ったり、「本来の自己」と言ったり、純粋意識と言ったりと呼び名はいろいろとあるが、具体的な豊富おで日々その本当の自分に目覚めてゆくことが、自分たちが一生の間に本当にやらなければならいことなのだと思う。

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