胃腸の冷えにご用心!
梅雨が明けて、毎日暑い日が続きます。こう毎日、暑い日が続くと、あれほど長かった梅雨のことも思い出すことさえできないぐらいだ。頭の中の思考も記憶も、蒸発してどこかへ飛んでいきそうだ。そんな中昨日来た患者さんが、左の膝から下の筋肉が寝ていてつってしまうと訴えた。
それは、前脛骨筋という筋肉で足の指先を上げる時に力の入る筋肉だ。ちょうどその上に足の三里がある。普通は、足の裏のふくらはぎが寝ていてつれることが多いのだが、足の前の部分がつれるのは、珍しかった。
そこで、何かその部分の筋肉を使うようことをしましたかと聞いてみた。たとえば、仕事で長く歩いたとか、つま先をあげるとか。しかし、特別、何かした覚えはないという。そこで、その部分は、経絡的には胃の流れなので、胃を冷やすことをしましたかと聞くと、冷たいものばかり飲んでいるしアイスも毎晩食べているという。胃の反応は、左に出易いので、冷たい飲み物で冷やした胃反応がそこへでたのでしょうと言った。
今年も異常に高温が続いているので、すでに身体に不調が出ているようだ。熱中症の予防で水分をたくさん補給するのはいいが、胃腸の冷やしすぎには、注意しましょう。そしないと秋口になって、涼しくなるとどっと疲れが出て、夏ばてや秋ばてに繋がります。