怒りのエネルギーのコントロール

怒りとは、感情のエネルギーである。おそらくそれは、自分の肉体あるいは精神を傷つけられた時に、防衛反応として現れる感情だ。だから、当然、怒りの感情が起こる前には、自分の肉体あるいは精神への侵害がある、あるいはあったと本人は感じている。そして、怒りにも二種類あるのかもしれない。一つは、相手の言葉が、自分を批判あるいは侮辱したと感じて、怒り心頭に発するという言葉に表されるような心臓に怒りのエネルギーが溜まり頭に抜ける場合と、相手の行為によって、自分が傷つけられ裏切られたと感じた時に感じる、はらわたが煮えくり返るようなという表現される内臓からくるような怒りである。こうした怒りの時には、背中の腎の辺りが痛くなることがある。それは、副腎からアドレナリンが大量にでるが、それを抑えようとして起こるのかもしれない。

この間、久しぶりに怒りのエネルギーが一気に心臓の中に集まるのを感じたできごとがあった。そのエネルギーは、そのまますぐにも頭に到達し爆発しそうになったが、なんとか抑えた。問題は、ここからでその抑えたエネルギーをどう解消していくかが問題になる。下手に抑えるとそのエネルギーが、自分自身を攻撃し始めて、自分の心や身体を蝕みだし、悲しみや無気力、だるさに繋がったり、パニック障害になったり、心臓の痛みを感じるようになる。大雨で急激に増水した川の水のような怒りをどうすればいいのか。それには、心の遊水地を作ってそちらに流すことが有効だと思う。つまり、怒りで溜まった感情のエネルギーを他へ向けるということだ。

自分の場合は、いつもより集中して般若心経を唱えることで解消した。少し時間がかかったが、今では、すっかり元の小川のようになりさらさらと心のエネルギーが流れている。そして、両手を開くき手の平に意識をむけるだけで、心臓から力強い生命エネルギーが両手の平にわき上がってくる。このエネルギーは、気功指圧で日々、人を傷つけるのではなく、人を癒すために使われている。まあ、人間だもので、怒りを爆発させてしまうこともあるだろうが、できる限りそのエネルギーをコントロールして、いい方向に向かわることができればと思う。

 

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