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シルバーが シルバー見れば ゴールドだ

来年の東京オリンピックのチケットが売り出されたようで、世の中すっかりオリンピックづいているようだが、介護の現場で日夜がんばっている方々には、そんな話は関係ないのかもしれない。実は、とある老人施設に往診のマッサージに行っているのだが、ここの所保険制度が変わって厳しくなったせいか、半年も前に提出した同意書というものが差し戻されてきてしまっていた。

そこで施設を担当している医師に同意書を送って書き直してくださるように依頼してあったのだが、それがなかなか返送されずにやきもきしていた。先週行った時には、そこの看護師さんにもどうなっているのか先生に尋ねてくるように頼んでいたのだが、その返事も来ていなかった。いったいどうなっているのかとあらやこれやと考えてけっこう不愉快な日々を送っていた。

そして、一昨日は先生がその施設に往診する日だったので、朝、電話していったいどうなっているのかまた先生に尋ねてくるように施設の人に頼んでおいた。その日の夕方、100歳近いおばーちゃんのマッサージに伺うと、くだんの看護師さんがやってきて、「いや~ごめんなさい、先週言われたことすっかり忘れちゃって、先生に聞かなかったのよ。今日、先生に聞いたら、先生も忘れていたので、すぐに送るそうです。」と言われた。「な~んだただ単に忘れただけだったのか」と思い一安心した。

考えてみれば、その看護師さんも再就職でその施設に勤めているのだから、お孫さんもいる立派なシルバー人材だろうし、先生も70歳を越えているように思われる。自分もこの間、カラオケに行って、60過ぎたらシルバー料金ですかと聞いたら、そうだと言われて、うれしいような寂しいような気持になった。まあ、介護の現場もけっこうシルバー人材が支えているのだろう。そして、こうして頑張っている人こそ本当の意味で人生の金メダルに値するのではないだろうか。その時、ふと「シルバーが シルバー見れば ゴールドだ。」という言葉が浮かんできた。介護オリンピックの世界では、今も毎日、必死に老人や障害者の介護に頑張っている人がたくさんいると思うが、そうした人たちこそ金メダルをもらう価値があるのではないかと思う。

腸腰筋緊張による腰痛が増えている

最近は、毎日の気温と湿度の変化が激しくて寝ていて体を冷やしたり、冷房に長時間つかっていたりして、腹部を冷やす人が多いせいか、左右どちらかの腸腰筋を硬くして腰痛になってくる患者さんが増えている。ここのところ同じような症状で立て続けに3人の患者さんがやって来た。股関節の内側に肘を当てて気を入れていくのだが、左右どちらかかが硬くなっていて、押した時の痛みが違うという。しかし、気功指圧で気を入れながら指圧してゆくとしだいに内臓が温まり、冷えが取れてゆくので、腸腰筋の緊張も取れて腰の痛みも楽になってゆく。

朝起きるとお腹が痛いということも多いので、予防法としては、腹巻をしたりタオルを巻いたりして腹部を冷やさないようにするというのいいかもしれない。また、これからは寝室の湿度の上がるので、除湿機で湿度を取って寝るのも効果がある。冷房の除湿では、かえって冷えてしまうことがあるので要注意だ。今朝来た患者さんも、夕べ除湿を入れて寝ていたら、なんとなく食欲がなくて、朝食の用意はしてみたものの食べずに来てしまったと言っていた。そこで温灸で腰と身体を温めると大分楽になって、冷え切った顔色もよくなって帰って行った。

このようにこの季節は、身体を冷やすことで様々な症状が起き易いので、寝るときにはくれぐれも注意が必要だ。

 

 

柴公園を観て来た

先日、子供と二人で「柴公園」映画版を観て来た。テレビでも見ていたドラマの映画版ということで、どんなものかと思ったが、けっこう楽しめた。ヒーローでない、普通の人々の微妙な日常の会話、それがこの映画の面白さだ。主人公は、我々と同じ日常を生きる人たちだ。こういのって意外と映画にはしにくいと思うのだが、さほど誇張されることもなく、けっこう面白く描かれている。

渋川清彦は、その同級生だったという患者さんが治療に来ているし、その患者さんのお母さんは、気功教室に来てくれているので、子供の頃から彼のことををよく知っているそうで、よく話を聞いている。そのために子供と二人、映画はほとんど観にいって応援している。そのうち薬師堂にも治療を受けに来てくれるといいなと思ったりもしている。基本、渋川という街が好きだし、それを芸名にあえてつけた渋川清彦にも好感が持てるということだ。

最近は、引きこもりで殺人事件が起きているが、この映画をみるとそうした殺伐とした世界を忘れることができる。今回の役もどちらかというと人付き合いが苦手で、不器用な青年とやはり同じように引きこもりぎみの女性の恋愛話を中心に描かれているが、気持ちの行き違いが面白く描かれていて笑えた。殺伐としたニュースが毎日のように流れる今日この頃だが、渋川清彦のあの無害でにやけた笑いを身に付けたら、そうした心の余裕を皆が身に付けたら、少しは変わるのではないかと思ったりもする。

気の対話としての気功指圧

昨日は、右の股関節が痛いと言ってやって来た患者がいた。気功指圧をしながら、いろいろと話をして、いつからどんな具合でどこが痛いのかを聞き出していった。初めは股関節の外側の辺りを押さえていたので、足の外側の筋肉の付け根を痛めたのか思っていたのだが、実際に指圧してみると股関節の内側に痛みがあり、腸腰筋を痛めていたことがわかって、そこへ指圧で気を入れていった。

痛い所だけを施術せずになぜ全身の指圧をすのかと言えば、押すことで患者さんの内側に流れる気の流れを感じ、その気と対話することで、お互いの命の交流をするためだと言える。その過程で、たいていの人は、指先が温かくなって気持ち良くなって、眠くなるという。気功教室でもそうなのだが、しだいに大脳の働きを治まり、脳幹の働きが活性化して、身体の中心から気がわき上がってくるようになると、しだいに生徒さんの会話も収まり、自らの内に広がる静寂のエネルギーの海に身を任せるようになる。

同じように気功指圧をする時も、単に治すだけではなく、患者さんとの深い所で命の交流が起こることが目的と言えるかもしれない。患者さんが、心から癒されて、日常生活での重荷を降ろして、身軽になって帰っていただければいつもと思っている。

天候不順で体調不良続出、でも薬師堂に来て笑顔で帰る

今朝、起きると布団を撥ねよけて毛布だけで寝ていた。きっと寝ているうちに暑くなって、無意識にどかしてしまったのだろう。幸いにも、頭痛もだるさもなかったが、ここの所、頭痛や風邪ぎみで喉がおかしいと言って来る患者さんや生徒さんが多い。昨日来た患者さんも、来た時は頭痛がひどいと言っていたが、気功指圧で気を入れて施術しているうちに冷めたくなった内臓が温まって、明るい顔になって帰って行った。下手な頭痛薬よりもよく効くし副作用がないので安心だ。

今朝来た患者さんは、風邪ぎみで顔が少し浮腫み気味で声がかすれていた。膝から下のふくらはぎの辺りがつらいというので、ゆっくりと丁寧に気を入れると浮腫みもとれて、来た時よりも元気な足取りで帰って行った。気功教室に来た生徒さんの一人は、また、風邪をひいて寝込んでいたと言った。今までは、めったに風邪などひいたことのない人だったが、今年に入り何度も風邪をひいている。それは、やはり今年も天候不順ということなのだろう。もう一人の生徒さんも、ややむくみ気味で、やはり朝からだるいと言っていた。

今朝の自分は、布団をかけていなかった割には、元気で冷えが身体に入ることもなかったので、気持ちよく気功を教え行うことができた。今日は、言葉も少なく、自分の中に入り込むことができたので、久しぶりの素晴らしい気功となった。教室の始めのうちは、生徒さんに打ち解けて、日ごろの不満を吐き出しもらうためにわざといろいろな話をするように心がけている。しかし、先週は、うっかり政治の話をしてしまったので、その後引きずって気功に集中できなかった。やはり、こうした場では、政治と宗教の話はしない方がいいようだ。

観自音菩薩、般若心経1万5千回経過。

般若心経を唱える時には、対象物ではなく、空間を意識することが大切。そのために般若心経の言葉を声に出し、空間に広がる音の波動を観るように心がけている。そのようにして唱えて1万5千回、最近、仏が内から姿を現すように感じることがある。瞑想していろいろなものが抜け落ちて脱落し、悟るのではなく、仏というエネルギー体が内から現れるという感覚だ。

自分にとっては、それが正解なのだと思う。絶えずいろいろな現象が起きて、押し寄せる現実の中にあっては、のんびり座っていることはできない。むしろ、積極的に般若心経を唱えることで、真の姿が自ずと面に現れてくる、その方が現実的だと思う。最近は、気功体操をするよりも般若心経を唱えることが気功になっている。いわば読経気功だ。

そして、回数を重ねるごとにいろいろな内的な体験が深まってゆく。世の中には、一箇所に留まらずいろいろなものに飛びつく人が多いが、こうして一つのことを単純に何回も何回も繰り返すことが本当の力になる。もし、地球の中心に到達したいと思うならば、同じ場所を繰り返し繰り返し掘り続けるしかないのだから。

強すぎる冷房に疲弊する身体

先週は、さほど暑いと感じなかったが冷房は、かなり強く入っていたようだ。5月からフルで冷房を入れられたら、体が悲鳴をあげてしまう。だいたい、電車に乗って東京へ行く時に1時間半ぐらい冷房の中に居るだけでも、体が冷えてしまってしょうがないのに、仕事となれば8時間はいなくてはならないのだから大変だ。

健康な人でも大変な身体への負担になるのだから、ましてや障害のある人や病人になればなおさらだ。ところが、病院に勤めている人でこの冷房の強さに辟易としている人がいる。去年の夏に熱中症で、患者さんが亡くなってしまった病院がでたせいか必要以上に冷房をきかせているのかもしれない。気温がさほど高くない日は、冷房ではなく除湿をした方がいいと思うのだが、どうも大きな建物では、そうした細かな調整ができないようだ。身体が弱っている人にとっての冷房は、拷問のように辛い仕打ちではないだろうか。

毛穴の開閉で敏感に気温の変化に対応できる身体を作っておけば、暑いからと言って、それほど冷房を強くする必要もない。熱中症を恐れるあまり、過剰な冷房をしていれば、それ以上のダメージを身体に与えてしまうのではないだろうか。その辺の加減が難しいが、5月から体調を崩すほどの強烈な冷房は少し早すぎるのではないだろうか。

 

ビールは、ノンアルコールで常温が最高!

最近は、だんだん暑くなってきて喉が渇く季節になってきた。しかし、糖分の入った飲み物は避けたいと思うと、結局、麦茶かビールかということになる。スーパーに行って、冷蔵庫の前を歩くとたくさんの種類のうまそうなビールが並べられている。しかし、だいたいは喉越しさわやかとかストロングとか、それを喉で味わうキャッチコピーばかりが目につく。ギンギンに冷やした冷たいビールが、うまいという刷り込みは、喉の通過した後の内臓にはマイナスに働くだろう。なぜなら、内臓はある一定の体温を維持しなければならないので、冷えした内臓をまた温めるために、必要以上に体力を使うことになるからだ。

今はどうかわからないが、中国では、漢方の知識があるせいか冷えたビールは、飲まなかったようだ。以前、青年海外協力隊でアフリカに行った人から、冷えたビールと常温ビールを選べると聞いたことがある。やはり自然に近い生活をしている人は、内臓を冷やすことが身体に悪いということを無意識に知っていて避けているのだろう。

アルコールに関しても、飲んでいる時は血行も良くなり気分もほぐれるのだが、翌朝になるとかえって血管が収縮するようで気分的にも落ち込んでしまうので、自然に飲むのを控えるようになってくる。そして今では、もっぱらノンアルコールビールのライム味を飲んでいる。喉越しで飲む訳ではない常温ビールは、普通のビールとは違って多少味がついている方が飲み易い。これからは、暑くなって冷房も入るし、意外と冷えとの戦いの季節となるので、内臓を冷やさないように気をつける必要がある。

 

 

人は自分という名のフィクションを生きている

最近、あまりに悲惨な事故や凄惨な事件が相次いで起きている。そうした事件、事故に不幸にも巻き込まれてしまった人たちがどうやって、そのショック状態から立ち直っていくのかが心配になってしまう。それまでの人生が、幸福であればあるほど、そのショックは大きなものだと思う。この世に生きている限り、毎日、いろいろなことが次から次と波のように押し寄せてくる。一難去ってまた一難というが、平穏で安定している期間の方が少ないかもしれない。そんな中で心の平安を保つには、いったいどうすればいいのだろうか。

その一つの方法としては、「この世の一切が空」であるという認識を身を持って実感してゆということだろう。この写真のようにこの世の現実と言われるものも、暗闇の舞台の上で上演されていいる一つの物語に過ぎないということを認識することだ。本来の自分の意識は、その外側にいてそのすべてを眺めている。あまりに強くその舞台上の人物と同化してしまっていることに、この世のすべての苦悩と災厄の悲劇の元がある。

もし、舞台上の役者が、面を自分の本当の顔と錯覚して、同化してしまったら、その舞台上で演じられている悲劇や苦悩は、まさに自分の苦しみとして帰ってくる。しかし、舞台を降り、面を取り衣装を脱げば、その苦しみも実は仮のものだったとうことに気付くことができる。同じような意識を持って「一つのフィクションとしてこの世を生きる」ことができれば、あらゆるものが、もっと気楽で楽しいものになるのではないだろうか。

だからこそ、人は、普段からこの現実や自らの肉体に完全に同化するのではなく、一歩さがった場所から、俯瞰的にみる意識の持ち方を練習するべきなのだと思う。

睡眠障害を乗り越えたら、楽しくて寝不足になった患者さんの手記

薬師堂のHPをブログと統一して新しくしたので、体験談のページも新たに作ってみた。そうしたら、最近の体験談がないことに気がついた。そこで、患者さんに先週お願いして、新しい体験談を書いてもらった。

以下引用

睡眠障害を乗り越えて

今からさかのぼること もう5年も前のことになります。
桜の花を見るたびにもう5年もたったのかと、当時を思い出します。
5年前は、とにかく夜寝られない日々が続いていました。いわゆる不眠症というものかと思います。
眠れない夜を過ごしながら、胸を締め付けられるような動悸に見舞われたり、息が苦しかったり、
次の日には、頭がフラフラして立っていられない状態になりました。
立っていることもできず倒れこんで救急車を呼ぶ騒ぎになったこともありました。
なんで自分はこうなるんだと悔しく、残念な気持ちでいっぱいでした。

初めは何が起きているのかさっぱりわからずとても不安な日々を過ごしました。もう自分はこのまま終わりへと(死)進んでいくのかと、とても心配になりました。病院へは幾度となく行っては、CTスキャンにMRIと検査漬けになりながらも耐えていました。それではと見立を変えて、めまいが三半器官の影響というなら耳鼻科を行っててみようと思い診しましたが、普通の成人男性との結果でした。 先生に耳鳴りがしますと言ったら 「あなたの脳に小人が結成する音楽隊でもいるのでしょう??」と言われてしまいました。 その言葉は、冗談と捉えられず、さらに辛い気持ちになり落ち込みました。薬局に売っている漢方なども何種類か試しては見ましたが、全く効果はありませんでした。特別な病気と診断された訳ではありませんので、安心なはずでしたが何か腑に落ちません。しかし、夜になると相変わらず眠ることもできず、またあの不安な夜がやって来るのかと恐怖を感じました。ある時、職場の看護師さんから「気功治療している所を知っているから行ってみては」と紹介して頂きました。

そこで出会ったのが、薬師堂気功指圧センターです。気功治療は、初めてでしたが、その時は、「少しでも楽になるのならいいかどうせ一人ではどうにかできるものでもないし」という 軽い気持ちだったと思います。治療を開始した直後から体の一部分に温かみを感じるような不思議な感覚があったのを今でもはっきりと覚えています。治療の他にも先生のお勧めすることは一通り実践しやって見ました。般若心経もそのうちの一つです。それと先生の後押しで始めたパソコンの自作や音響の趣味も軌道に乗って今ではとても楽しい日々を過ごせるようになりました。夜が寝られなくて不安だったことが嘘のようです。逆に夜になると今度の休日に何をしようかと考えては楽しみを満喫して反って寝不足がちになりました。これにはさすがの先生も苦笑ですよね。(笑)今でも毎週、趣味のショップ巡りをかねては楽しく治療に通っております。
薬師堂の先生の治療と共に豊かな人生を送る事が出来るようになりました。 本当にありがとうございます。

睡眠障害を乗り越えて寝不足になった患者より
2019年5月30日

以上引用終わり

初めの頃の様子が詳しく書いてあるので、似たような経験をして困っている方の参考になるいい文章だと思います。今では、すっかりよくなって、わくわくして夜も眠れないことがあるようです。同じ眠れないのでも、不安で眠れないのとは大違いですね。この患者さんは、大変素直な方で、こちらがお勧めすることを真摯に実行してくれました。自分も未だに唱えているのですが、般若心経の読経もすぐに始めてくれました。今でも毎週、きちんと治療にも通ってくれているし、やはり素直が一番、酢の物が二番ですね。中には、あちこちといろいろな治療を試して回ってしまう人もいますが、それは山の麓をぐるぐる回っているだけで、いつまで経ってもゴールの治癒には至らないのではないかと思います。やはり、この患者さんのように一度信頼することができたら、信じて通ってみる方がいいのではないかと思います。

なお、この体験談では、初めと最後の部分が書かれていますが、その中間の治療の過程は、こちらのEBOOK「つやパニックも 息が帰れば生き返る」に詳しく書かれていますので、よかったら、ご一読ください。